2022/09/19 20:00

当工房の普段のお仕事を少しご紹介したいと思います。

昭和24年から全国の寺社仏閣や国宝、世界遺産の金箔修復を行っています。

金箔押しといっても機械などで押し付けたりするのではなく、漆を接着剤として、薄い金箔(1/10000mm)を一枚ずつ施すという技術です。鎌倉時代から道具一つ変わっていない 竹箸と漆と金箔で行う受け継がれてきた技術。これを漆箔といいます。 漆はなかなか厄介なもので、日々の気候、湿度、温度、下地の状態で塗り拭き加減を微妙に変えていかないといけません。


もちろん海外でも金箔を貼る技術はあるのですが、漆箔を行っているのは京都のみです。 少しでも多くの方にこの技術を知って頂けたら嬉しいです。